ユーザインタビュー
全国90拠点、グループ社員5,000名が利用するWeb社内販売システム
FileMaker の導入により、利用者の利便性が向上、受注担当者の作業効率もアップ
Web社内販売システムをわずか4ヶ月で正式稼働
東京・築地市場の目の前、隅田川のほとりにある千代田開発株式会社は、親会社である協和発酵工業株式会社の事業運営および協和発酵グループ社員の福利厚生面を多面的にサポートする事業を展開しています。その事業の一つに、グループ社員約5,000名向けの社内職域販売があります。健康食品やたまごスープなどのインスタント食品、健康器具などを販売するものですが、これをWeb社内販売システム「リンクショップチヨダ」として FileMaker で開発し、わずか4ヶ月で正式稼動させました。
リンクショップチヨダは販売アイテム数が約90点。2007年4月24日の正式オープン以来、アクセス数は月平均で約900件に上ります。親会社の各事業所や関係会社など全国約90箇所の拠点を結ぶ社内ネットワークを通して、PC端末約5,000台から、またモバイル端末約950台からアクセスされています。
リンクショップチヨダ システム構成図
その導入の経緯や効果について、システム構築のプロジェクトリーダーを務めた総務部システム室長の切通良一氏、同システム室の斉藤泰教氏、営業部の西村英令氏に詳しいお話をうかがいました。
FileMaker Server Advanced のインスタントWeb公開で課題解決
リンクショップチヨダを構築する前の社内販売の注文方法は、FAXと電話によるものでした。お中元やお歳暮という繁忙期には、4~5人の専任者に加え、周りの人手も借りて電話を取るほどの忙しさ。また、注文書の種類が多く、商品の入れ替えや価格の変更に対応できていない注文書での注文や、注文書の文字が読みづらい、電話注文での聞き取り間違い、データの入力ミスなどもあり、受注データが確定するまでに時間と手間がかかっていました。さらに、日々たまっていく紙ベースの受注データをファイリングし、社内に2年、倉庫に3年保管するためのコストがかかるなどの課題がありました。
それらの状況の解消に向けて、また利用者の注文方法の簡素化、受注データの再利用による利便性の向上なども含めて、システム化が検討された結果、すでにグループ会社間では広域通信ネットワーク環境が整備されていたため、それを利用したWeb社内販売システムの構築が始まりました。JavaやASP、PHPといった専門的なWeb開発ツールだけで構築する場合は、外部委託開発することになり、開発コストもかさむといった点を考慮し、FileMaker Pro Advanced を採用して社内で開発することになりました。そして、総ユーザ数は約5,000人に及ぶものの、同時接続ユーザ数は200人程度と見込んでいたため、クライアントライセンスの配布が必要になるクライアント・サーバ方式ではなく、FileMaker Server Advanced の「インスタントWeb公開機能」を活用することになりました。インスタントWeb公開機能を使うことで、5,000人のユーザが FileMaker Pro Advanced で作られたシステムを Web 経由で利用可能になり、ユーザひとり当たりのソフトウェア購入費用も、わずか80円程度で済みます(FileMaker Pro 9 Advanced ¥58,000- と FileMaker Server 9 Advanced ¥320,000-、いずれも税抜希望小売価格)。また、それまで商品案内に利用していた社内ホームページのメンテナンスを以前は外注していたので、レイアウト変更や商品の更新に年間数十万円から百万円程度のコストがかかっていましたが、リンクショップチヨダに切替えることにより、それが不要となりました。

