ユーザーインタビュー
注文処理からサイト運営まで、通販事業を強力にサポート
らむ亭 外観
4. SNSを使って、サイトに付加価値を持たせる
らむ亭のサイトは、2008年9月にリニューアルオープンしました。一番の改良点は、mixiのようなSNSの機能を持たせたことでしょう。
「最近は、ネットショップにも他とは違う付加価値がないとお客様がついてきてくれません。そこで、SNSの仕組みを使って、お客さん同士で交流できるコミュニティを作ろうと考えました。」(鈴村氏)
このSNS「北海道@sns」も、FileMaker Server +Lassoで動作しています。まず、鈴村氏は会員が利用できるブログシステムを開発し、その仕組みを流用して、SNSに発展させました。LassoScriptで書いたソースコードは2万行ほどにもなったそうです。
北海道@snsでは、ジンギスカンの話題だけに留まらず、名産品など北海道に関するさまざまな情報をやり取りできるフォーラムが用意されています。フォーラムに書き込めるのは会員だけですが、内容自体は外部にも公開されています。そのため北海道関連の情報を検索エンジンで調べると、らむ亭サイトが上位に来るようという副次的効果も得られるようになりました。
会員へのPR活動としては、先述のブログ、SNSのほかに不定期発行のメーリングマガジンも活用されています。メーリングマガジンの発行にも、当然 FileMaker を活用。マイページで「メールマガジンを受け取る」にチェックを入れた会員宛に、自動で送信される仕組みが整えられています。
ブログ、SNS、メールマガジンといった施策が功を奏し、一度らむ亭で買い物をされたお客様の6割程度がリピーターになっているとのことです。
5. ローカルのデータベースをそのままWebで使える強み
注文管理から決済処理、コンテンツ管理に、SNS。らむ亭サイトの機能は多岐にわたります。
「もし同等のシステムを外注で作ったとしたら200万円以上の開発費用がかかるのではないかと思いますが、実際は、私の作業時間のほかは FileMaker ソフトウェアの購入費用(参考:FileMaker Pro ¥38,000、FileMaker Server ¥128,000、いずれも最新バージョンの税別希望小売価格)だけで済みました。」(鈴村氏)
しかし、このシステムを作った鈴村氏にプログラマの経験はありません。独学を重ね、少しずつ機能を追加して現在のようなシステムに至りました。
「PHPなどのプログラミング言語とMySQLなどのデータベースシステムを使えば、同等のシステムは実現可能でしょう。しかし、FileMaker とLassoはわかりやすさが段違いです。ユーザーインターフェイスは誰にでも容易に使えますし、他人の作ったスクリプトやフォームも理解しやすいため、ノウハウを学びやすくなっています。FileMaker では、データベースの設計もフィールド同士を線で結んでいくことでおこなえ、とても直感的に使えます。」(鈴村氏)
鈴村氏は、FileMaker を使ったソリューションの最大の利点は、パソコンで使っているデータベースをそのままWebの世界に持ち込める点にあると語ります。
「たいていのデータベースシステムは、パソコンかWebのどちらかに特化しています。パソコンで使っているデータベースを、そのまま簡単にWebと連携して使えるのは、ほとんど FileMaker だけといってもよいでしょう。パソコンの注文管理に使っていた FileMaker が、自分の望むとおりにWeb対応を強化してバージョンアップしていったのはとてもうれしかったですね。」(鈴村氏)
6. 売掛や請求書の処理も FileMaker に一本化
鈴村氏は、これからも精力的にシステムを改良していく予定とのこと。その1つは、SNS機能の強化です。
「SNSで会員にポイントを付与できる仕組みを作りたいですね。書き込んだ人ほど、ポイントが貯まるようにできればと思っています。」(鈴村氏)
そして、もう1つは、他のシステムでおこなっている作業の一本化です。
「現在、卸の売掛や請求書発行などについては、Windows用の会計ソフトを使っておこなっています。こうした作業についても、FileMaker でおこなえるようにして、できる限りハードウェア構成をシンプルにしていくつもりです。」(鈴村氏)
お客様に対して、よりよいサービスを提供したいという鈴村氏の情熱。その情熱は、FileMaker というツールによって形となり、お客様の満足へとつながっていくことでしょう。


